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今回の京都大学未来フォーラムは、本学医学部卒業生、医師で高雄病院地域医療室長の川島実 氏を講師に迎え、百周年時計台記念館において開催しました。
「揺れてどこまで行くのやら」と題した講演の中で、川島氏は自らの体験を振り返り、医学部在学中にプロボクサーとしてデビューし、ボクシングの傍らでの子育てや、引退後は縁あって各地を転々としながら救急、地域医療に携わり、2011年3月の東日本大震災に被災して気仙沼市の病院長として地域医療の立て直しに尽力されたことなどを、ユーモアを交えながら語られました。質疑応答では、多才な生き方へのさまざまな質問を受けて、今後の在宅医療への意気込みを語られるなど、参加者との熱のこもった対話となりました。
参加者からは「先生のゆらりゆらりとして、ご縁のある方へ流れ、そこで自分らしく生活されていることはすごいなあと思いました。」、「命の大切さを医療の世界で実践しておられることに魅力がありました。」、「京都大学の卒業生らしくユニークな人生談を聴き、こんな生き方もあるんだと知ったことは、これからの自分の人生の参考になると思う。」などの感想が寄せられました。