東京・神田の学士会館において、第3回京都大学同窓会東京支部連絡会議(以下「連絡会議」)および第1回交流会が開催され、全20支部中15支部を代表する32名の会員をはじめ山極壽一 総長、植田和弘 副学長ら関係者が参加しました。
東京地域における学部・研究科等同窓会支部相互の親睦および情報交換を行うとともに、京都大学の発展と社会貢献に寄与することを目的に2012年1月19日に京都大学同窓会東京支部連絡会(以下「連絡会」)が設置され、同年9月20日に第1回連絡会議が開催されました。今回、連絡会議では組織の充実と今後の活動の在り方について協議するとともに、交流会では未来を見据えた活発な意見交換が行われました。
「連絡会議」は、大高道也 代表幹事(医学部・1972年卒)の司会により進められ、植田副学長から、京都大学同窓会および本学の現状について報告がありました。続いて、現連絡会役員の任期満了に伴う後任について、全員を再任すること、および幹事会の円滑な運営を図るため、幹事会役員の選出支部を現在の5支部から10支部に拡充することが諮られ、いずれも承認されました。次いで、連絡会の今後の活動方針についての意見交換が行われました。
この後、会場を移して「交流会(ともに明日を語る会)」が開催され、大高代表幹事の挨拶(謝辞等)に続き、山極総長が「今後の京都大学について」と題する講演(話題提供)をしました。大学は、学生を社会に送り出す「窓」(WINDOW)であり、教員には、有能な学生を育て、背中をそっと押し、「窓」から送り出す役目があること、そして送り出された学生が社会で、世界で活躍することが何よりの喜びであり、また願いであるとの主旨でした。
続いて、大高代表幹事が座長となり山極総長と同窓生との意見交換が行われ、大いに盛り上がりました。講演に共感した同窓生からはエールが送られるとともに、活力ある学生を育てさまざまな分野へ、関東を始め、多方面に送り出してほしい等の希望や意見が次々と述べられ、これらに山極総長は丁寧に答えました。
集合写真撮影に続いての懇親会では、二木隆 代表幹事代行(医学部・1965年卒)の乾杯に始まり、講演の話題等で盛り上がるなか、大いに親睦を深めました。能勢幸嗣 幹事(工学部・1991年卒)による中締めの挨拶の後、全員で肩を組み「京都大学学歌」および「琵琶湖周航の歌」を合唱し、再会を約してお開きとなりました。