第7回次世代グローバルワークショップを開催しました。(2014年12月6日~8日)

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第7回次世代グローバルワークショップを開催しました。次世代グローバルワークショップは、グローバルCOEの活動を引き継ぎ本学アジア研究教育ユニット(KUASU)が実施している事業であり、今回は「Care and Gender」をテーマに開催しました。

世界の17大学(韓国、中国、台湾、フィリピン、インド、ネパール、シンガポール、カタール、マレーシア、フィンランド、フランス、ドイツ、英国、アメリカ)から合わせて19名の大学院生と若手研究者が参加し、本学および同志社大学の大学院生・若手研究者とともに英語で研究発表を行い、KUASUの国際連携大学の教員14名と本学の教員からアドバイスを受けました。また7人の教員および研究員による特別講義を実施しました。

8日には、フィールドワークとして市内の「高野川保育園」と日本いのちの花教会が運営する有料老人ホーム「北白川の花の家」を見学し、子どもたちや高齢者と交流体験をもちました。「高野川保育園」では、自由でのびのびした保育を行っているにも拘わらず、組織立った行動もできることに感心したという感想がありました。「北白川の花の家」では認知症もある入居者と海外からの参加者とのコミュニケーションがおおいに盛り上がり、職員の皆さんも驚かれたほどでした。

若い世代の参加者からは、「プレゼンテーション後に参加者からフィードバックをもらえる機会は、今後の研究の為に役に立つと思った。また、プログラムの一環として保育園や老人福祉施設への訪問が含まれていることも大変意義深い。」「国際的ネットワーク構築のために、このワークショップは最適な環境であると思う。」「自分の国を出て国際的なカンファレンスで発表をしたのは今回が初めてだったが、自信がついた。このような機会を与えてくれた京都大学に感謝したい。」などの声が聞かれました。

参加者は今後もKyoto International Consortium for Asian Studies(KICAS)(京都アジア研究国際コンソーシアム)のウェブサイトを通じて交流を続け、単位互換や学生・研究員、教員の交換も視野に入れた国際連携の一層の発展を図ることを約束しました。

本事業は大学の世界展開力強化事業「「開かれたASEAN+6」による日本再発見 -SENDを核とした国際連携人材育成」およびスーパーグローバル大学創成支援(SGU)事業の一環として実施し、2015年度も継続して開催する予定です。

大学院生・若手研究者による活発な質疑応答

高野川保育園を見学する参加者たち

野川保育園で子どもたちとマレーシアの笛を吹く参加者たち

北白川の花の家にて入居者と交流する参加者たち

「北白川の花の家」屋上にて

参加者集合写真