宇治キャンパスでは、宇治市東消防署の協力のもとに、宇治市で震度6弱の地震(南海トラフ地震)が発生したことを想定した、総合防災訓練を行いました。
これは本学危機管理計画(地震編)に対応する訓練に、地震時の安否確認・情報伝達の要素を加え、負傷者や火災の発生等、現実的な想定のもと、組織的な避難誘導・情報伝達を総合的にシミュレーションする訓練です。教職員で組織する自衛消防地区隊を中心に、その他の教職員、学生などキャンパス全体で総勢1000名以上が参加し、初期消火や安否情報伝達、避難誘導、負傷者の救護、また避難状況の集計等、さまざまな場面が設定され、参加者は、各自の役割を確認しながら実践しました。
避難完了後は、宇治市東消防署の指導による消火器操作訓練も行い、参加者は熱心に説明を聞き、実際に消火器を手に取って体験しました。
また、2014年度の防災訓練では宇治市東消防署によるはしご車を使用した残留者(教員)救助活動も行われ、実践さながらの緊張感のなか貴重な体験を得ました。
訓練終了後には、岸本泰明 エネルギー理工学研究所長・宇治地区世話部局長の挨拶、浦杉利彦 宇治市東消防署長からの講評の後、消防署員と自衛消防地区隊を中心とした参加者との意見交換も行われ、盛況のうちに終了しました。