国際交流科目「南仏伝統産地のワインビジネス戦略」による研修を実施し、本学学生11名が参加しました。
臨地研修ではモンペリエ農業科学高等教育国際センター(Montpellier SupAgro)のブドウ・ワイン高等教育研究院(IHEV:Institute of higher education of viticulture and enology)の教員から、ワイン生産をめぐる歴史的な制度や経営戦略の変化、ブドウ栽培やワイン醸造などに関する講義を受けました。他にも、フランスのブドウ・ワイン造りを学ぶための協同組合や独立系のワイナリーを訪問し、ワインビジネスの研修を行いました。同時にブルーチーズ生産地のロックフォール、観光業が盛んなコリウールやカルカッソンヌ、ポン・ドゥ・ガール等を訪問し、フランスの農関連産業やツーリズムについても研修を行いました。
今回は2015年6月に京都府と姉妹都市協定を結んだラングドック・ルシヨン州議会に招待され、当該地域のブランド「シュッ・ドゥ・フランス(Sud de France)」 への取り組みについても話を聞くことができました。
最終日の研修報告会では、参加学生は三つのグループに分かれ、SupAgro関係者の前で、研修を通して学んだこと、考えたことを英語で報告しました。参加した学生は農学部、総合人間学部、経済学部等の1回生から大学院2回生と幅広く、ワインビジネスを多角的にとらえることができ、学生たちの貴重な体験となりました。
SupAgroが支援しているグラベルの朝市の見学
観光地コリウールでのツーリズム研修
協同組合組織のワイン製造工場
CHATEAU DE LUCでの自社商品ワインの試飲
ラングドック・ルシヨン州議会
最終日のプレゼンテーション