南フランスのモンペリエにあるモンペリエ農業科学高等教育国際センター(Montpellier SupAgro)ブドウ・ワイン高等教育研究院(IHEV:Institute of higher education of viticulture and enology)の学生10名と教員4名が来日し、9日間にわたり受け入れプログラムに参加しました。本プログラムは、国際交流推進機構が実施している国際交流科目「南仏伝統産地のワインビジネス戦略」の一環で開催しています。
プログラム初日にはモンペリエ市を州都とするラングドック・ルシヨン州と友好提携協定を結ぶ京都府庁を訪れ、シャルランリ・ブロソー 在京都フランス総領事や兒島宏尚 京都府知事室長と懇談しました。
2日目はASEV日本ブドウ・ワイン学会西日本地域研究会と連携したプログラムとして、山田昌彦 農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所品種育成・病害虫研究領域長による講演「日本における生食用ブドウ育種の進展と新品種「シャインマスカット」」、須崎浩一 同ブドウ・カキ研究領域病害研究ユニット上席研究員による講演「最近、日本で問題となっているブドウ病害とその対策」、後藤奈美 酒類総合研究所理事による講演「清酒とワインの比較醸造学」を聴講しました。
3日目以降は、丹波ワイン、天橋立ワイナリー、堀場製作所、山梨大学ワイン科学研究センター、山梨県果樹試験場、サントリー登美の丘ワイナリー、辻調理師専門学校、カタシモワイナリーへのフィールドトリップを実施し、日本のブドウ生産やワイン醸造、ワイン文化の普及について学びました。
このプログラムには国際交流科目で2015年8月にモンペリエ農業科学高等教育国際センターを訪問予定の本学学生も積極的に参加し、フランスの学生と交流し絆を深めました。
日本におけるワイン用ブドウ栽培について学ぶ
日本のワイン醸造について学ぶ
山梨大学での歓迎会
地域密着型ワイナリーの見学
研修報告会の様子