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京都大学とボルドー大学は、これまで多分野にわたるシンポジウムを2回にわたり開催し、交流を進めてきました。(2014年ボルドー開催、2015年5月京都開催) シンポジウムのセッションの一つである材料科学セッションでは、シンポジウムを契機に日仏の研究連携が深化され、この度フランス国立科学研究センター(CNRS)の資金を得て、国際共同ラボ「Laboratoire International Associe, Chiral Nanoobjects for Photonic Application」(LIA-CNPA)がボルドーに設立されるに至りました。
国際共同ラボの開設を記念したシンポジウムを、ボルドー大学欧州化学生物研究所(Institut Europeen de Chimie et Biologie: IECB)において開催しました。ボルドー大学、京都大学、熊本大学からそれぞれ、18名が研究発表を行いました。調印式では、京都大学、熊本大学、ボルドー大学、ボルドーINP、CNRSの各代表が参加し、覚書を交わしました。本学を代表し、杉野目道紀 理事補が調印式に参列し、同時に研究発表を行いました。また、本学の佐川尚 エネルギー科学研究科教授、深見一弘 工学研究科准教授が研究発表を行い、今堀博 物質-細胞統合システム拠点教授がskypeでの遠隔講演を行いました。ボルドー大学側の参加者も、多くの方が京都での滞在や研究経験があり、本学の教員と深い繋がりを有していました。
国際共同ラボを舞台に、日仏の研究者と学生が最新の研究設備を利用し、国際的な研究を実施していく今後の展開が世界的に注目されます。