ワイルド&ワイズ共学教育受入プログラム「京都・滋賀・和歌山で学ぶ先進環境管理」を実施しました。(2019年2月20日~3月5日)

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地球環境学堂は、ワイルド&ワイズ共学教育受入プログラム事業としてウィンタースクール2019「京都・滋賀・和歌山で学ぶ先進環境管理」を実施しました。

同ウィンタースクールは、「スーパーグローバル大学創成支援事業 京都大学ジャパンゲートウェイ(以下JGP)」の環境学分野において、東南アジア各国で先端的な環境学の研究を実施しているフエ農林大学、ハノイ理工科大学、ダナン工科大学(ベトナム)、マヒドン大学(タイ)、ボゴール農業大学(インドネシア)の提携・関係大学と国際共同教育を実施する事業の一環としても行われました。各大学の学部学生12名が京都に集い、本学学部生6名、修士学生5名とともに14日間、日本の環境について講義やフィールド視察を通して理解を深め、環境学の手法を学びました。

ウィンタースクールでは、まず、参加者の興味と照らし合わせながら、都市環境、水管理、自然災害について、各国の現況について情報共有することから始まりました。その後、各自のスマートフォンを用いて収集した環境情報を、PCを使って地図化するマイクロマッピングと呼ばれる手法を学びました。この手法を習得した上で、滋賀県、和歌山県でのフィールド視察、施設訪問、フィールド講義などを経験し、自ら環境情報を収集・地図化したと同時に、日本特有の各課題の背景、経緯、対処、課題、解決策などの知見を深めました。最終日には、同ウィンタースクールで得た視点や手法も交えながら、先進環境管理について発表会を実施し、工学、農学、地理学、社会学など幅広い分野から、多角的な白熱した議論が展開され有意義なものとなりました。

同ウィンタースクールは、ILASセミナー「暮らし・環境・平和 -ベトナムに学ぶ-」と緊密に連携しており、両プログラム参加者にとっての相互交流の場にもなりました。今回のような国際共同教育研究の積み重ねが、さらなる環境学の発展と、近い将来の環境にやさしい持続的な社会の構築に繋がっていくことを期待しています。

スマートフォンを用いた地理情報実習

和歌山でのフィールド視察(地域防災)の様子

和装での国際交流

集合写真

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