平成28年度「総長賞表彰式」を挙行しました(2017年3月21日)

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学業・課外活動・社会貢献活動等において顕著な活躍をし、本学の名誉を高めた学生および学生団体を表彰する「京都大学総長賞」の平成28年度表彰式を挙行しました。

今回は、全19件の推薦の中から選考の結果、学業から5名と1団体、課外活動から1名の計7件の受賞者が決定し、表彰されました。

表彰式では、初めに学生表彰選考委員会委員長の川添信介 学生担当理事・副学長が選考結果を報告されました。引き続き、山極壽一 総長から表彰状・記念品等授与が行われ、その後講評等を行いました。

表彰式後の記念撮影ののち、各受賞者からプレゼンテーションが披露され、山極総長、川添理事・副学長からも質問が出るなど盛況のうちに終了しました。

被推薦者・団体名 推薦対象分野 表彰理由
工学研究科材料化学専攻DC1回生
大木暁登(おおぎ あきと)
学業 フェノールの水素化分解反応を独自に着想して開発し、Chemistry Letter誌に論文発表を行った。この研究が注目を浴び、新化学技術推進協会(JACI)が選定するGSC Student Travel Grant Awardを受賞した。そのため、香港で行われた国際学会に日本の大学院生の代表として参加・発表を行った。
物理科学課題研究P4
(代表)理学部理学科4回生
岡本慎太郎(おかもと しんたろう)
学業 ビッグバン元素合成における「宇宙リチウム問題」に取り組み、その成果が国際的に高い評価を受け、約300名参加の国際会議"Nuclei in the Cosmos"において平成27年度在籍の学生が口頭発表を行ったほか、米国物理学会刊行の学術誌 Physical Review Letters に掲載されることとなった。
教育学研究科教育科学専攻DC3回生
梶村昇吾(かじむら しょうご)
学業 注意散漫を導く思考の発生に関わる神経基盤およびその制御可能性についての研究を行い、多くの顕著な業績をあげ、その成果は、脳機能研究の一流国際誌である Neuroimage誌を始めとする9本の査読論文誌に採択され、5度にわたって学会発表賞を受賞した。
医学部人間健康科学科4回生
板谷崇央(いたや たかひろ)
学業 学業成績が極めて優秀であり、学部学生でありながらも国立がんセンター研究班や内閣府革新的研究開発プログラム(ImPACT)の一員として迎えられている。さらに、2013年に開催された合成生物学の国際大会であるiGEM(the International Genetically Engineered Machine competition)では、アジア大会銀賞を受賞した。
文学研究科西南アジア史専修MC2回生
早川尚志(はやかわ ひさし)
学業 歴史文献を用いた宇宙科学研究という文理融合型の新しいプロジェクトを立ち上げ、発表した研究は、総研大学融合シンポジウムの最優秀賞、地球電磁気学会の学生優秀賞に採択されたほか、米国Scientific Americanを含め国内外の各種メディア4紙にて報道された。
理学研究科物理学・宇宙物理学専攻MC2回生
木邑真理子(きむら まりこ)
学業 ブラックホールX線連星V404Cygの爆発現象に際し、26カ国の35基に及ぶ望遠鏡での可視光多色連続測光観測を指揮し、データ解析をおこなった。この成果は科学雑誌Natureに発表し、国内外の新聞やニュースなどで多数(国内11件、海外87件)報道された。
工学研究科航空宇宙工学専攻MC2回生
松下睦生(まつした むつき)
課外活動 2016年に開催された第42回全日本オリエンテーリング大会において、本学の学生として初めて優勝し、その結果を受け、京都府体育協会優秀選手賞を受賞した。さらに世界大会の日本代表にも選出された。

受賞者および関係者