ノーベル化学賞の歴代受賞者名が刻まれており、毎年追加記載されることになっています。空白部分に自らの名前を刻むべく研鑽せよと言う、若い世代に対する暗黙のメッセージとなっています。
柱や梁等の構造躯体を恒久的な建物要素（スケルトン）と位置づけ、これらで構成された研究室･実験室が将来の機能変更や機器設備等の更新にも柔軟に対応できるよう、間仕切り、内装、配線、配管等を容易に入替え可能な要素（インフィル）として分割設計しました。実験機器等に連結するパイプ･ダクト類は室内床下ピットと室外テクニカルスリットに集中収納し、研究棟外部からは見えないよう景観にも配慮しています。