吉田キャンパス 北部構内
北部構内は、農学部の設置に備えて1921年にほぼ全域が 京都大学の敷地になりました。農学部や理学部の建物のほか、農場や演習林試験地、植物園、さらにグラウンドなどがあり、教室や実験棟が立ち並ぶ他のキャンパスとは異なった景観を備えています。
農学部グラウンド
農学部グラウンドは、北部キャンパスの北東に位置し、ラグビー、フィールドホッケー、サッカー、ハンドボール、アメリカンフットボール、ラクロス、陸上競技、エアーライフル射撃、ゴルフ、ウェイトリフティングなどに利用されています。
附属農場
メインストリート
農学部表門・門衛所(登録有形文化財)
1924(大正13)年竣工。大胆な意匠の上部に日本瓦を頂く独特のつくりになっています。
湯川記念館(基礎物理学研究所)
1952(昭和27)年竣工。1949年の湯川秀樹教授のノーベル賞受賞を記念して建てられました。中央の写真の胸像は、湯川秀樹 元基礎物理学研究所教授(1907~1981)。専門は理論物理学。1949年、日本人として最初のノーベル物理学賞を受賞しました。
湯川記念室
湯川教授の研究生活の面影を伝えてその偉業を偲ぶために、湯川教授が使用していた旧所長室を「湯川記念室」(Yukawa Memorial Room)として保存しています。この記念室におかれた書籍(遺著約250冊、蔵書約1,920点)および扁額は遺族より基礎物理学研究所に寄贈されたものです。
理学部植物園
演習林旧本部事務室
1931(昭和6)年竣工。スペイン瓦を葺いたバンガロー風の建物で、外周や中庭に面してベランダが配置され、周囲の景観に溶け込んだつくりになっています。
東アジア人文情報学研究センター
1930(昭和5)年竣工。スパニッシュ・ミッション様式を基調としていて、随所に配された半円アーチ、アーケードに囲まれたパティオ(中庭)、階段部分のステンドグラスなど、様々な工夫が凝らされています。もともと外務省東方文化学院京都研究所として建てられたましたが、1949年に京都大学の施設になりました。