能楽鑑賞会を開催しました。(2017年12月15日)

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第61回京都大学能楽鑑賞会を、京都市左京区の京都観世会館で開催しました。本会は、創立記念行事音楽会とともに本学学生・教職員のための課外教養行事として毎年開催しているものです。今回は、開演に先立ち、本学能楽部観世会による「見どころ説明」があり、能・狂言の面白さ、見どころについて、英語訳を交えながらわかりやすく説明しました。

今回の演目は、狂言「鎌腹(かまばら)」と能「葵上 梓之出 空之祈(あおいのうえ あずさので くうのいのり)」で、会場には毎年心待ちにしている者、初めて鑑賞する者など多くの来場者が訪れました。

狂言「鎌腹」では臆病な夫がとった行動が表現されている場面にて笑いが起こり、能「葵上」では、六条御息女の生霊が鬼相となって、横川小聖の祈祷と闘う場面にて、鼓や笛の音も相まって会場全体が舞台に引き込まれていました。

参加者、特に学生の皆さんが、日本の伝統芸能・文化への興味と関心を一層深められる、良い契機となりました。

能楽部観世会による「見どころ説明」

狂言「鎌腹」

能「葵上 梓之出 空之祈」