医学部附属病院では、新病棟「南病棟」の完成を祝して、記念式典などの記念行事を開催しました。式典には学内外から120名が出席し、盛大に新病棟「南病棟」のオープンを祝いました。
今回完成した新病棟「南病棟」は、災害時の対応や救急搬送、臓器移植などを想定したヘリポートを屋上に完備しており、糖尿病や脳卒中、腎臓病、歯周病などの生活習慣病や眼・耳・鼻・皮膚や神経・骨・関節・筋肉といった感覚器や運動器の病気、さらには膠原病などの患者さんに対応する病棟となっています。
記念行事は、手島英雄 文部科学省高等教育局医学教育課大学病院支援室長、山内修一 京都府副知事、門川大作 京都市長、山極壽一 総長、湊長博 理事・副学長、稲垣暢也 医学部附属病院長によるテープカットに始まり、その後、施設見学を行いました。参加者は、8階にある手術室レベルの清潔度を保つ高度処置室、患者さんの生活リズムに合わせて照明の明るさが変わるサーカディアンライティングシステムを採用した病室、リハビリテーションルームなどを熱心に見て回りました。また、今回は地域住民にも新病棟を開放し、参加者は普段は立ち入ることのない真新しい病室などを見学し、担当者の説明に聞き入っていました。
引き続き、ANAクラウンプラザホテル京都で完成記念式典を挙行しました。はじめに稲垣病院長が「医療の中身と環境が充実することで患者の満足が得られる。当院スタッフのモチベーションも高まっており、今後も職員一丸となって地域の拠点病院として、また、日本の中核病院として活動していきます。」と式辞を述べました。続いて、山極総長が「今回の新病棟竣工はハード面が充実したものであり、今後はソフト面、職員のスキルや運営面での充実を目指して頑張ってもらいたい。」と挨拶を述べました。また、寺門成真 文部科学省高等教育局医学教育課長(手島大学病院支援室長代読)、山田啓二 京都府知事(松村淳子 京都府健康福祉部長代読)および門川大作 京都市長から、新病棟「南病棟」への期待を込めた祝辞が寄せられました。その後、 平家俊男 医学部附属病院 副病院長から新病棟「南病棟」の施設概要について説明がありました。
式後に行われた祝賀会では、湊理事・副学長、森洋一 京都府医師会長の挨拶の後、鏡開きを行いました。出席者は今後の医療発展や新病棟が担う役割について語り合いました。