多様性の尊重は、社会における基本的な価値であると同時に、大学にとって成長と発展の原動力となるものです。京都大学は、自由の学風の伝統のもと、型にはまらない思考を歓迎し育むことで、独創的な研究を生み出してきました。この伝統をDEIBの観点からさらに深化させ、異なるバックグラウンドや経験を持つ人々を積極的に受け入れることで、活力のある大学として信頼と期待に応えることを旨とし、「京都大学DEIB推進宣言」を掲げます。
本学は、性別、国籍、世代、身体的特性や、宗教、性的指向など、異なる視点や経験を持った多様な人を受け入れ、違いに応じた適切な支援(Diversity & Equity)の充実や、互いに尊重し合い、それぞれの個性と能力を存分に発揮できる環境(Inclusion)の整備に力を注いでいます。
さらに、多様な視点や価値観をただ受け入れるのではなく、それらを組み直し織り合わせることによって、深い理解と新たな価値が生まれます。開かれた対話や議論が展開される環境のなかで、自らのアイデンティティの一部として京都大学に愛着と誇りをもてる共創的なコミュニティ(Belonging)へと、深化させていきます。
京都大学は、DEIBの理念を堅持し、多様性を力に変え、未来を拓いていく大学であることを目指します。
京都大学総長
湊 長博