京都大学未来フォーラム (第38回)

京都大学未来フォーラム (第38回)

開催日時 平成21年6月26日(金曜日) 18時30分~20時00分(開場17時30分)
場所 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
*駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
対象 どなたでもご参加いただけます。
定員 500名(申し込みによる先着順)
参加費 無料
申し込み

満席となりましたので、受付を終了しました。(2009年6月8日)
なお、当日は中継で会場の様子を見ていただけるサテライト会場を設置します。
こちらは当日先着順で受付いたします。


当ページ「申し込みフォーム」、 ファックス又は、はがきでお申し込みください。

ファックス、はがきの方は、「未来フォーラム参加」と明記のうえ、住所、氏名、職業、電話番号をご記入ください。ファックス番号もお願いします。

お申し込みいただきました方に、参加証をお送りします。

【申し込みシステムについて】
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講演概要

テーマ:「21世紀の科学 - ダーウィンの進化論と複雑系の法則」 
講師: 物理学者・慶應義塾大学名誉教授 米沢 富美子 氏

 今年は、ダーウィン生誕200年で、『種の起源』刊行150年である。突然変異と自然選択を基礎におく進化論は、19世紀の人たちの世界観を根底から覆した。その19世紀末から20世紀中葉にかけて、物理学と生物学は「要素還元論」を背景に飛躍的な進歩を遂げた。

 そして20世紀の末葉に、「要素還元論」を包容しつつ、それを超えるべく、複雑系の科学が興った。その根幹となるのは「自己組織化」の法則であり、これこそが21世紀の科学の最初の課題である。「われわれが知っている全ての法則が、元をただせば集団的なものである」ことがその本質である。

 本講演では、ダーウィンの「適者生存」が、概念として実は「自己組織化」の法則と同じ源を持つことに注目し、話を進めたい。

講師略歴

 1938年、大阪生まれ。京都大学理学部卒業。京都大学理学研究科博士課程修了。理学博士。京都大学基礎物理学研究所助手、助教授。慶應義塾大学教授を経て、現在名誉教授。専門は理論物理学。アモルファス(非結晶物質)研究の第一人者。1996-97年日本物理学会会長、2002年福澤賞受賞、2005年ロレアル-ユネスコ女性科学賞受賞、など受賞多数。著書に、「ブラウン運動」(共立出版)、「複雑さを科学する」「人物で語る物理入門 上・下」「〈あいまいさ〉を科学する」「まず歩きだそう―女性物理学者として生きる」(以上、岩波書店)、「二人で紡いだ物語」(出窓社)など。監訳に、スチュアート・カウフマン著「自己組織化と進化の論理-宇宙を貫く複雑系の法則」(ちくま学芸文庫)など。

お問合せ

企画部社会連携推進課

TEL: 075-753-2233 (月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
FAX: 075-753-2286
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

主催: 京都大学 後援: 財団法人京都大学教育研究振興財団