第51回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2011年12月6日)
今回の京都大学未来フォーラムは、本学理学部卒業生で東京大学先端科学技術研究センター特任教授の米本昌平氏を講師に迎えて開催しました。
米本氏は、地球環境問題の特徴は、(1)真理の追究という自然科学研究、(2)国際正義、(3)国益の実現といった三つの異なった人間活動が重なった領域の調整を要し、国際政治と科学の双方に大きな変化を与えるとの見解を示された後、特にわが国では、温暖化の問題のみならず、資源、少子化問題など様々な未来の変動要因を含めた拡張された安全保障問題を考える必要があることから、日本のアカデミーは広い意味での未来学の再生に着手すべきであると述べられました。
参加者からは、「世界のエネルギー問題、地震の問題がよく分かった」「日本だけでなくアジアを含めた諸国から頭脳とお金を集められるようになるべきだと思った」などの感想が寄せられました。
次回の未来フォーラムは、2012年1月27日(金曜日)、本学法学部卒業生の慶應義塾大学総合政策学部教授、上山信一氏にご講演いただきます。
講演をする米本氏 | 会場の様子 |