皇太子殿下がiPS細胞研究所をご視察されました。(2011年10月29日)

皇太子殿下がiPS細胞研究所をご視察されました。(2011年10月29日)


iPS細胞より作成した心筋細胞

 皇太子殿下は、第26回国民文化祭・京都2011へのご臨場にあわせて、iPS細胞研究所をご視察されました。

 皇太子殿下は、山中伸弥 iPS細胞研究所長の案内により、会場となった同研究所玄関で中川正春 文部科学大臣や松本紘 総長らの出迎えを受けられた後、山中所長より、1階ギャラリーにてパネルによるiPS細胞研究の概要説明を受けられました。

 次に、2階では細胞調製施設の説明と細胞調製の作業現場をご視察されました。木村貴文iPS細胞研究所教授の案内により、24時間の監視体制のほか、管理室のモニターから細胞調製室内での作業の様子をご覧になりました。

 その後、3階遺伝子解析室にて最新の研究機器等をご視察され、山本拓也 iPS細胞研究所助教が、現在の研究の進展や機器の進歩についてご説明しました。

 最後に5階オープンラボスペースにおいて、吉田善紀 iPS細胞研究所講師の案内で、3種類の心筋細胞の拍動の様子を電子顕微鏡で実際にご覧になりました。

 その後、殿下のお声かけにより、若手研究者等との懇談の場が持たれ、4名の若手研究者等が自身の専門分野等についてご説明しました。


山中所長より説明を受けられる皇太子殿下

顕微鏡で心筋細胞をご覧になる皇太子殿下