松本総長の挨拶
AEARU(Association of East Asian Research Universities: 東アジア研究型大学協会)は、東アジア地域を代表する大学連合で、日本・韓国・中国・香港・台湾の5つの国・地域から17の大学が参加しており、年間を通じて各地の加盟校で様々な分野の会議やシンポジウムを開催しています。このたび、情報学研究科が中心となり、京都大学百周年時計台記念館にて第9回AEARU Web Technology and Computer Science Workshopを開催しました。このワークショップは、1998年に京都大学で第1回が開催されてから定期的に行われてきた、AEARUの中心イベントの一つです。
京都大学グローバルCOE「知識循環社会のための情報学教育研究拠点」との共催で開催した今回のワークショップは、1月17日(月曜日)・18日(火曜日)の2日間に亘って行われ、6カ国・地域から34名の研究者・学生がスピーカーとして参加し、それぞれの研究について発表、意見交換を行いました。東アジア地域におけるクラウドコンピューティングの現状を知る絶好の機会となった本ワークショップは、基調講演、4つのトピックをテーマにした研究発表の他、博士課程学生によるラウンドテーブルといった多彩な内容が盛り込まれ、他大学の研究者、企業関係者からも数多くの参加者を得ました。全体の参加者数は112名に上り、会場となった国際交流ホールは大変な盛況となりました。
松本紘 総長、中村佳正 情報学研究科長の挨拶で幕を開けたワークショップは、終始活気にあふれた雰囲気で、基調講演や各研究発表後には多くの質疑応答があり、休憩の間にも議論を行う様子があちこちで見られました。1日目の午後に行った博士課程学生によるラウンドテーブルでは、合計12名の学生が2つの会場に分かれてそれぞれ自分の研究について発表し、同世代の学生が多く集まった会場は大いに盛り上がりました。
会場の様子 |
博士課程学生によるラウンドテーブルの様子 |
参加者の記念撮影 |