APRU リサーチ・シンポジウム-Interface between Molecular Biology and Nano-Biology-を開催しました。(2010年11月24日~26日)

APRU リサーチ・シンポジウム-Interface between Molecular Biology and Nano-Biology-を開催しました。(2010年11月24日~26日)

 APRUは、環太平洋圏の16カ国・地域42大学の加盟校からなる世界有数の大学連合で、年間を通じて世界各地の加盟校で様々な分野の会議やシンポジウムを開催しています。本学はこのたび、生命科学研究科とiCeMSが中心となって、新たなリサーチ・シンポジウムであるInterface between Molecular Biology and Nano-Biologyを開催しました。

 11月24日(水曜日)~26日(金曜日)の3日間、9カ国から178名の研究者・学生が集い、それぞれの研究について発表、意見交換を行いました。今回のシンポジウムは、分子生物学とナノバイオロジーという二つの領域をつなぎ合わせ、相互に発展させることを目的としており、生命科学の分野が今後ますます重要性を増していくうえで貴重な役割を果たしたと言えます。

 シンポジウムは松本紘 総長の挨拶、白川昌宏 工学研究科教授による「Structural biology of epigenetic regulations and NMR observation of proteins in eukaryotic cells」と題する基調講演で幕を開け、初日の午後から最終日の午前まで、六つのトピックをテーマに研究発表が行われました。著名な研究者が一堂に会する会場では、熱心にメモを取る様子があちこちで見られ、発表の後には活発な質疑応答が行われました。

 また、二日目の午後に行った芝蘭会館山内ホールでのポスターセッションでは、和やかな雰囲気の中、各ポスターの前では様々な意見交換が続き、予定していた1時間半では短いと思われるほどの盛況となりました。本学の学生も多くのポスター発表を行い、英語での質疑応答などスキルアップのよい機会となったほか、本学の研究を海外に向けて発信する場ともなりました。

 シンポジウムは三日目の正午、盛況のうちに幕を閉じ、有志で二条城へのエクスカーションに参加しました。紅葉が見ごろを迎えた庭園は晴天に恵まれ、参加者にとって忘れられない一場面となりました。


松本総長の挨拶

APRU事務局の挨拶

白川教授による基調講演

会場の様子

ポスターセッションの様子(1)

ポスターセッションの様子(2)

参加者記念撮影