11月13日(土曜日)に時計台記念館を中心に「第5回京都大学ホームカミングデイ」を開催し、主催者企画には同窓生(卒業生、元教職員等)、教職員、学生など延べ約1800名の参加がありました。
全体会は百周年記念ホールにおいて開催し、京都大学同窓会会長である松本紘 総長の挨拶の後、京都大学同窓会役員代表として佐藤晃一 愛媛同窓会会長ならびに洪鍾佖 韓国総同窓会会長、Ta Thanh Van ベトナム人同窓会会長からそれぞれ挨拶がありました。続いて、記念講演会では森純一 国際交流推進機構長/教授の「京都大学の国際戦略―競争と協調を巡って」と題する講演があり、その後の記念演奏会では京都大学マンドリンオーケストラ60名による「琵琶湖周航の歌」などの演奏を行いました。今年からは、記念演奏会、記念講演会などを同窓生、学生以外の一般の方にも開放することとし、例年以上の参加がありました。
記念演奏会終了後の懇親会は国際交流ホールに会場を移し、松本総長の挨拶、京都大学同窓会顧問の沢田敏男 元総長の乾杯の発声で開宴となりました。今回のホームカミングデイも海外からのOBやOG、文化系・体育系クラブをはじめとする多くの学生の参加があり、学生サークルTREVISによりチアリーディングが披露され、会場が華やかに盛り上がりました。また、今回初めて実施した大抽選会では、当選された同窓生および学生それぞれ2人に総長から記念品が手渡され、そのたびに会場は大きな拍手の渦につつまれました。最後に応援団OBの浦崎章吉氏、笹倉聖司氏のリードにより、参加者全員が肩を組み、第一応援歌「新生の息吹」を合唱しました。例年以上の盛り上がりの中、参加者の交流を深め、盛況のうちに閉会となりました。
懇親会終了後は、百周年記念ホールにおいて、2008年にノーベル物理学賞を受賞された日本学術振興会の小林誠理事の「素粒子今昔」と題する講演がありました。
他の主催者企画としては、国際交流ホールにおいて、昨年大好評だった「OB・OGと学部学生・大学院学生との交流会」を開催し、若手卒業生と現役学生が就職をテーマに熱心に意見交換しました。また、総合博物館においては、附属図書館で所蔵する坂本龍馬や武市半平太の書状や絵画を公開する「龍馬と半平太の手紙」と題した特別展を開催し、多数の入館者で賑わいました。他には、清風荘見学や北部キャンパスツアーも多くの参加者がありました。
もう一つ、今年の特色として、本部企画の他に複数の学部学科等同窓会および地域同窓会がホームカミングデイに合わせてイベントや同窓会を開催しました。中でも、京機会(機械系同窓会)が主催の川口淳一郎 宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授による「はやぶさ7年の旅」と題した小惑星イトカワの探査を行った「はやぶさ」についての講演は、同窓生以外の一般の方にも開放し、大変盛況となりました。この他、時計台記念館とリニューアルされた楽友会館においても学部学科等同窓会や地域同窓会が講演会、懇親会を開催し賑やかな一日となりました。
次回は平成23年11月12日(土曜日)に開催の予定です。同窓生のみならず、教職員、学生やご家族の皆様のご参加を歓迎します。
挨拶を行う松本総長 | 佐藤 愛媛同窓会会長 |
洪鍾佖 韓国総同窓会会長 | Ta Thanh Van ベトナム人同窓会会長 |
記念講演を行う森教授 | 記念講演を行う小林 日本学術振興会理事 |
記念講演を行う川口 宇宙科学研究所教授 | 記念演奏を行う京都大学マンドリンオーケストラ |
チアリーディングを披露する学生サークル TREVIS | 乾杯の発声を行う沢田元総長 |
大抽選会風景 | 応援団OBを中心に「新生の息吹」を唄う |
OB・OGと学部学生・大学院学生との交流会風景 | 清風荘見学風景 |
北部キャンパスツアー(農学・生命科学研究棟での遠藤隆 農学研究科長と縄田栄治 副研究科長の説明) | 北部キャンパスツアー(北白川試験地見学) |