2月7日(土曜日)、時計台記念館において、「第2回日中大学学術フォーラム」を開催しました。日中大学学術フォーラムは、日本の慶應義塾大学、京都大学、中国の北京大学、復旦大学の4大学が世話人となり、学術協力等を通じた日中の大学間の交流・連携を拡大することを目指し、日中学長会議に参加した日中の主要な大学に参加を呼びかけて開催するもので、第1回は2006年12月に中国・上海の復旦大学主催で行われています。今回は、その第2回を本学で開催したもので、日本の16大学、中国の8大学から100名を超える参加がありました。
今回のフォーラムでは、学生間の幅広い交流を積極的に支援し、将来を担う両国学生の相互理解と友好の継続が必要であるという第1回フォーラムの提案と成果を受け、日中両国の大学から推薦された博士、修士、学部の学生が参加しています。フォーラム前日の6日(金曜日)午後には学生セッションが設けられ、両国の学生が3つのグループに分かれて、日中の相互理解を深め、学生交流を一層推進するための討議を夜遅くまで行い、それぞれ提言を取りまとめました。
7日のフォーラムは、松本紘 京都大学総長の挨拶による開幕の後、安西祐一郞 慶應義塾長および王生洪 復旦大学前校長による基調講演が行われ、続いて北野尚宏 JICA東・中央アジア部部長による特別講演が行われました。
午後からはまず、前日行われた学生セッションの報告が、3グループの各セッションリーダーの学生により行われました。続いて全体討議に移り、参加大学の各学長から、学生セッション報告への講評や、学生交流推進に係る意見等のコメントをいただいた後、学生からの質問も取り入れる等、活発な討議が展開されました。各グループからの提案は、いずれも学生の日常の問題意識を十二分に盛り込んだものであり、今後の早期実現が期待されるところです。
フォーラムでは、最後に次回開催についての意見交換が行われ、次回も引き続き開催することを決定し、熱気のうちに閉幕しました。その後レセプションが行われ、今回参加した各大学の学長、教職員および学生がさらに交流を深める場となりました。
松本紘総長の挨拶
関連リンク
松本総長の挨拶 | 会議の様子 |
基調講演の様子 | 学生セッション報告の様子 |
集合写真 |