聴講講義: Postwar Japanese Society
- 聴講生募集の際にすでに提示されていたシラバスを見ることで、事前に講義内容を大まかに把握することができた。それらを見る限りでは、中高で受けた歴史の授業の復習になるかと想像していたが、実際に授業を受けると、アメリカ人から見た戦前・戦中・戦後の日本社会や経済発展の特異性や、戦争教育に関する立場の相違など、新鮮な話題が多く刺激的だった。加えて、アメリカの学生たちの質問内容を聞くことを通して、彼らが日本についてどのようなイメージを持っているのか、また誤って理解されているのはどういった点なのか等を知ることができ、非常に貴重な経験になった。(文M2)
- この講義はまず何よりも、Reading assignmentの量が非常に多かった。週150ページ以上の予習を課され、3ヶ月間で十数冊の英語文献を読まされた。PDFファイルがネットにアップされていたため毎回印刷していたのだが、授業半ばごろに京大の印刷枚数の上限200枚に達してしまった。この講義の担当であるDuus先生は、「学生にとって何より大事なのは本を読むことだ。」と仰っていたし、それゆえ特別予習も多かったのだろう。
講義中出された課題としては、1000wordsのresponse paperが3枚と、2000wordsのbook reportが1枚、そして最後のexamだけだった。response paperも1000wordsと少ない量であるが、慣れない自分には書き終えるのに数時間はかかった。しかしDuus先生は毎回丁寧に、文法ミスから内容までフィードバックしてくださり、それが次回へのモチベーションにつながった。最後のpaperでは自分でも満足のいく出来で、先生から「Excellent essay!」と一言だけ書かれたものが返却され、この3年間の大学生活の中で、最高の喜びを感じたといっても過言ではない。(法B3)