聴講講義: Lost in Translation
- 日本語の文章がトピックであることが多かったので比較的話題についていきやすく、発言もしやすかった一方、文学的な英語には不慣れだったので難しかった。KCJSの学生とは、講義とは別にLanguage Exchangeという形で毎週ミーティングを行っていた。「聴講生」という肩書きからは気楽な感じがするが、実際には言語のハンディのために正規の受講生以上に負担がかかる部分もあった。(文・D3)
- 毎回の翻訳の課題に対する負担感は大きかった。有名な翻訳家の方々がゲストスピーカーとして講義され、憧れの存在である方のお話を目の前で聞くことができたのは非常に刺激的であり、講義への取り組みの意欲がさらに湧いた。KCJS学生とは、授業以外でも一緒に昼食を食べに行ったりと、仲良く交流できた。(文・B4)
- 授業は毎回ほとんど学生たちの翻訳と、毎回読んでくる論文についての議論が中心で、話についていくのが大変だったが、とても力がついたと思う。何についてのレポートをいつ出すべきか、シラバスに明記されていたので自分の書くレポートのテーマを考えながら授業を受けられたので良かった。英語の文法やスペルのミスは大目にみられていると思うが、内容に関しては正規の学生たちと同じように評価されているのでとてもやりがいがあった。同時にアメリカのレポートは厳しいということがわかった。レポートで小倉百人一首を英語に訳するという大変なテーマを選んだのだが、そのテーマを面白がってくれた詩の好きな女子学生が長時間にわたって手伝ってくれ、その親切さに感激した。詩の読み方や翻訳について考えることも素晴らしい体験となった。(人環・D3)
- 講義内容は、月曜日には日本語から英語への翻訳、金曜日にはリーディングアサインメントを用いての翻訳理論についてのディスカッションが主だった。前者は日本語の母語話者というアドバンテージがあったため、講義中発言も出来、ディスカッションにも積極的に参加できたが、後者は自分の英語力不足もあいまって、かなりの努力が必要だった。しかし、先生は、聴講生だからといってお客様扱いするのではなく、ほかの生徒と同様に扱ってくださったので物怖じすることなく発言でき、非常によい勉強となった。KCJS学生たちは日本や日本文化に対して関心が高い学生ばかりであったため、漫画の話題で盛り上がるなど、一緒に楽しい時間を過ごせた。(人環・M2)