聴講講義: The Rise of Modern Japan: Politics of Space and Time
- 講義内容は幕末時代から昭和30年代までの日本の歴史についてであり、主に、その時代を代表する思想家たちに焦点をあてたものでした。単に歴史的事実に関しての講義のみではなく、その出来事を引き起こす要因となった思想的な流れを学ぶことができ、私にとって非常に興味深い授業となりました。その一方で、日本史に関する基本的な知識をもっていないと、その面白さは半減するのではないかな、とも思ってしまいました。その当時の出来事の流れなどはあまり授業で扱わないので、それに関する知識を持っていないと、授業内容に対する深い理解は得られないような気がしました。特に、日本史を学んでいないアメリカ人学生には、時代の展開や授業のスピードについていくことに、厳しいものがあったように思います。
幕末から終戦までの歴史は、アメリカをはじめとする西洋諸国との関係性の歴史といっても過言ではなく、これらの事柄をアメリカ人学生とともに学び、ディスカッションできたことは、価値のある経験だったと思います。(農M2) - 講義は近代日本の形成期における日本国内で発生した思想に重点を置いたものであったため、国家思想やマルクス主義などに関する専門用語を英語で理解する必要があったことは大変であったが、授業についていくことにより、英語だけではなく、日本のことを客観的に深く知ることができ、非常に良い勉強となった。レポートの提出は全部で4回だった。毎回レポートを書くために英語のテキストを読むのはかなりの重労働であり、レポートの締切日直前などでは専門科目の勉強時間を削って徹夜でレポートを書くようなこともよくあったが、最後までやり通すことにより、複雑な文章のリーディングや英語でのレポートの書き方などを学習することができ、自信をつけることができた。(農B2)