2024年度夏季アジア未来リーダー育成奨学金プログラム(AFLSP)成果報告会を開催しました

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 本学主催による、アジア未来リーダー育成奨学金プログラム(Asian Future Leaders Scholarship Program、以下AFLSP)の第10回となる2024年度夏季成果報告会を2024年7月27日に開催しました。

 はじめに、内田勝一 百賢亜州研究院(Bai Xian Asia Institute, BXAI)Academic Committee代表から開会の挨拶があり、本学のAFLSPで実施している様々な取り組みに対する評価と期待が述べられました。続いて、平島崇男 大学院教育支援機構長より、本学が参加してから11年目を迎える本プログラムの目的や奨学生へのメッセージと、本学奨学生の研究・社会活動の成果を学内外の関係者に発信する場として本報告会を開催していることが述べられました。

 報告会では、趙亮 総合生存学館准教授および張凱淳 工学研究科准教授による運営のもと、9月で1年目・2年目を終えることになる4名の奨学生がそれぞれ自身の研究成果や社会貢献などについて報告を行った後、奨学生と日本人学生が3~7名のチームで研究を行うTeam-Project Based Research(T-PBR) の研究成果について、各チームより報告を行いました。

 発表を受けて、各審査員より講評があり、優れた取り組みおよび発表を行ったT-PBRの最優秀チームが表彰されました。小尾晋之介 BXAI Academic Committee委員ほか、審査員からは、才能あふれる学生に出会えたことの喜びや、学生たちの研究成果や新しいことを積極的に学ぼうとする姿勢に感銘を受けたことなどが述べられました。また、T-PBRの研究テーマの一つに日本の教育課程における伝統音楽が挙げられていたことに触れ、学生たちが今後も日本文化の多様性について探求し、またそれを通じて人間関係を広げることへの期待や将来に向けての様々なアドバイスなども述べられました。

 本奨学金プログラムを通じて、学生達が交流し、文化の多様性についての理解を深め、世界で活躍するリーダーとしての資質を育む機会となることが期待されます。

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成果報告会の様子
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集合写真
「Asian Future Leaders Scholarship Program」(アジア未来リーダー育成奨学金プログラム)

アジア太平洋地域内での、海外留学を望むアジアの若者たちを支援し、異文化間理解を深め、将来のアジアおよび世界の友好・発展に寄与する人材を育成することを目的として、百賢亜州研究院(Bai Xian Asia Institute)が主体となって2014年より実施が始まりました。京都大学を含む日中6大学がパートナー大学として選ばれ、毎年100名程度の奨学生を受け入れています。本学では毎年約10名の奨学生(修士課程留学生)の受け入れを実施しています。