本学とストラスブール大学は大学間学術交流協定締結30周年を記念し、2022年10月20日~21日の2日間にわたりストラスブール大学でシンポジウムを開催しました。コロナ禍のため、30周年となる2021年から1年延期となりましたが、本学とストラスブール大学の研究者、職員、学生など約70名が参加しました。
本学とストラスブール大学はこれまでに2回(2001年および2016年)、全学的なシンポジウムを開催しています。また、1998年に研究者交流事業を開始して以来、毎年1~3名の研究者が両大学で2~4週間にわたり派遣・受入されています。これまで京都大学は計43名、ストラスブール大学は計35名の研究者が本交流事業によりそれぞれの研究分野で交流を深めてきました。
3回目となる今回は「Sustainable development: a challenge for the university」のテーマのもと、「生態学」、「経済学」、「社会学」、「医学」、「人工知能」、「物理学」、「化学」の7つの分野で両大学の研究者がそれぞれ研究成果を発表し、活発な意見交換、質疑応答が行われました。
初日は、Irini Tsamadou-Jacoberger ストラスブール大学副学長、時任宣博 理事・副学長、赤松武 在ストラスブール日本国総領事からの開会の挨拶で始まり、4つのセッションを開催しました。翌日は前日に引き続き3つのセッションを実施し、最後に横山美夏 理事補・欧州拠点所長、Rémi Barillon ストラスブール大学副学長の閉会挨拶で幕を閉じました。挨拶の中で、Barillon副学長より若手研究者育成の重要性に触れ、今後両大学間の協働の一環としてコチュテル(博士課程学生の共同指導プログラム)を立ち上げることについて提案がありました。
今回のシンポジウムでは、多様な分野それぞれの角度から見た「sustainable development」について深く議論され、「持続可能性」、「多様性」、「包括性」をキーワードに、本テーマに対する1つの答えではなく、各々の答えを見つける機会となりました。
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