第6回京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウムを開催しました。(2019年6月29日)

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「京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム」(KUIP:Kyoto University-Inamori Foundation Joint Kyoto Prize Symposium)は、京都大学で2014年から毎年開催してきましたが、2018年からは会場を東京に移し、6回目となる本年は日経ホールで開催しました。一般市民、学生、研究者など合わせて450名の参加者がありました。

シンポジウムでは、「コンピュータービジョン-広く、楽しく、役に立つ技術の先端を語る」を統一テーマとして、2016年に京都賞先端技術部門を受賞した金出武雄 カーネギーメロン大学U.A.and Helen Whitaker 冠全学教授を中心に、藤吉弘亘 中部大学工学部教授、西野恒 情報学研究科教授、そしてシュリー・K・ナイヤー コロンビア大学T.C.Chang冠教授が、それぞれの研究分野の成果や最先端の話題について講演しました。

講演後、中村裕一 学術情報メディアセンター長をモデレーターとして、講演者と山極壽一 総長によるパネルディスカッションが行われました。はじめに各講演者が現在の研究分野を志したきっかけや今後の展望を語り、その後、事前に寄せられた質問をもとに、「技術と人類の関わり」について討論が行われました。コンピュータービジョンについて、大いに考えさせられる興味深いディスカッションとなりました。

聴講者からは、「Computer Visionへのアプローチが違う方が集まっての話はおもしろい」、「コンピュータセンシングの話ということで、様々な教訓や技術の実情を学ぶことができて良かったです」、「技術とヒトの関係性について、実生活でも考えていく必要があるなと感じました」などの感想が寄せられました。

左から、金出教授、藤吉教授、西野教授、ナイヤ―教授

パネルディスカッションの様子

集合写真