日本では、平成27年に女性活躍推進法が施行され、女性がより活躍できる社会を目指しており、本学においても山極壽一 総長が掲げる「WINDOW構想」の最後のWに「Woman and the World」が充てられているように、女性リーダーの育成を推進し、多様で活気のある教育研究環境の実現と優秀な人材の確保を目指して、女性教員を増加させる方策に全学を挙げて取り組んでいます。
今回のシリーズでは、本学で先駆的なリーダーとして活躍中の女性研究者が大学を飛び出し、各分野における最新の研究を紹介します。皆様のご参加をお待ちしています。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/kaf/about/access.html
- 一般・地域の方
イベント内容
プログラム
【第1回】2019年11月5日(火曜日)
師弟関係という文化
稲垣 恭子(教育学研究科長)
〈教える-学ぶ〉関係は、教育の営みの中核であり、そのありかたは、学校だけでなく、社会一般に浸透する教育を支える重要な文化の一部です。今回は、このような広い意味での〈教える-学ぶ〉関係の原型として「師弟関係」を取り上げ、その多様なありかたや機能を見ていくことによって、教育関係の古くて新しい問題を考えてみたいと思います。
【第2回】2019年11月11日(月曜日)
野生動物保全ラボの挑戦
村山 美穂(野生動物研究センター長)
多くの野生動物が絶滅の危機に瀕しています。絶滅を防ぐには、動物について知る必要があります。行動観察が難しい場合も、フンや羽根に含まれるDNAから、動物についての情報を知ることができます。私たちは、さまざまな動物のDNAや細胞を保存して、遺伝的多様性や血縁関係や個性といった、絶滅を防ぐための情報を集めています。これまでの研究の成果をご紹介します。
【第3回】2019年11月18日(月曜日)
タイで生きる・老いる・ケアすること-フィールドワークから考える
速水 洋子(東南アジア地域研究研究所長)
私が長年フィールドとしてきたタイでも高齢化が進みつつありますが、日本からみれば高齢化後発社会です。実際、タイでは日本を参考に対策を考えつつあります。しかし、タイではケアが社会に埋め込まれているという見方もできます。私たちにとってタイの老いやケアについて学びうることがあるのではないでしょうか?このことを皆様と共に考えてみたいと思います。
【第4回】2019年11月25日(月曜日)
免疫のしくみ-生体の恒常性維持-
稲葉 カヨ(京都大学理事)
最近、「免疫力」という言葉をよく耳にするようになっています。「免疫力」とは、細菌やウイルスなどの侵入した異物や体内に発生したガン細胞などから身を守る事、言い換えると生体の防御と修復・再生、即ち恒常性の維持力です。本講演では免疫応答は、どのようにして誘導されるのか、また自己を攻撃しないようにどのように制御されているのかについて概説します。
申し込み
※ 申し込み方法を変更しました。
以下の項目を記載のうえ、E-mailにてお申し込みください。
- 件名に「東京で学ぶ 京大の知33申し込み」とご記入ください。
- 本文に「氏名」と「参加希望の回」をご記入ください。
申し込み先
E-mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
Tel: 075-753-2031
Fax: 075-753-2286
E-mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)