近年、雑誌やテレビ等で特集を組まれることが多いIoT社会。ビル、工場の生産ラインやエアコン等の制御管理だけでなく、Apple Watchやバスの到着案内サービス等の様に、モノがインターネットにつながった世界が私たちの生活に身近なモノとしてますます存在感を増しています。これらの技術は、新たな経済発展や社会的価値を創り出すと想定され、第4次産業革命とも言われています。産業革命等の歴史を辿れば、技術がそれまでの社会のあり方を変えることは必然でもあります。
今回は前回に引き続き、「未来につながる情報化社会」と題して、注目される最新のテクノロジーが私たちの社会にどのような影響を及ぼすのか、私たちの生活はどのように変わっていくのか、将来の展望と課題について考えてみたいと思います。
基本情報
- 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/kaf/about/access.html
- 一般・地域の方
イベント内容
プログラム
【第1回】2018年11月22日(木曜日)
「ソーシャルメディアの光と影」
吉田 純(人間・環境学研究科 教授)
ソーシャルメディアは、私たちの社会関係のあり方を大きく変えました。それは社会関係の「自由」という「光」を拡大しましたが、同時に「自由」がゆえのリスクという「影」をももたらしました。この講演では、ソーシャルメディアの光と影の両面について、「親密性」と「公共性」というキーワードを手掛かりに考えていきたいと思います。
【第2回】2018年11月27日(火曜日)
「脳から心を読む技術」
神谷 之康(情報学研究科 教授)
「脳から心を読む機械」は古くからフィクションに登場しますが、その可能性が科学的議論の対象となったのは、ごく最近のことです。脳の信号は心の状態をコード化している「暗号」と見なすことができます。脳の暗号を人工知能を用いて解読することで広がる未来の技術の可能性について議論したいと思います。
【第3回】2018年12月4日(火曜日)
「情報化社会の働き方と労働法の未来」
島田 裕子(法学研究科 准教授)
人工知能の発達、クラウドワークの発展によって、私たちの働き方は大きく変わろうとしています。毎朝出勤し、同僚とともに仕事を済ませ、夜に帰宅するという典型的な労働者像に当てはまる人は減っていくでしょう。機械化が進めば、人間の仕事の中身も変わってくるでしょう。これに対して、労働法は、どのように変わっていくのか考えてみたいと思います。
【第4回】2018年12月11日(火曜日)
「プラットフォームの経済学-なぜ独り勝ちが起きるのか?GoogleとUberのビジネスの秘密を考えるー」
依田 高典(経済学研究科 教授)
インターネットの社会では、ネットワーク効果を駆使して、世界的市場を独り勝ちするプラットフォーマー企業が登場しています。その代表格であるGoogleとUberのビジネスモデルの秘訣は何でしょうか。なぜこうしたプラットフォーマー企業は、ライバルを寄せつけないのでしょうか。この講演では、経済学の目からそうした謎を論理的に解き明かし、日本企業の商機を探ります。
申し込み
申し込み方法
申し込み方法は、(1)Web申し込み、(2)Fax申し込みの2種類があります。
全4回のシリーズですが、1回のみお申し込みいただくことも可能です。
下記の【連続講演会「京大の知」開催・運営等の注意事項】に同意の上、お申し込みください。
(1)Web申し込み
以下の「Web申込フォーム」からお申し込みください。
(2)Fax申し込み
「申込用紙」を以下よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、Faxにて申し込み先までお送りください。
申し込み先
総務部渉外課 Fax: 075-753-2286
連続講演会「京大の知」開催・運営等の注意事項
- 本講演会は、事前申し込み制です。
- 申し込み多数の場合は、抽選となります。
- 抽選に関する個別のお問い合わせにはお答えできません。
- 事前申し込みをしていない方の参加、また落選の方の参加はできません(当日お越しになられても参加できません)。
参加の可否について
抽選結果等、参加の可否につきましては、2018年11月16日(金曜日)までに、総務部渉外課より連絡します。
申し込みシステムについて
総務部渉外課渉外事業推進掛では、株式会社パイプドビッツが提供するメール配信ASPシステムを使用しています。
※ メールでの連絡をご希望の方は、必ず「mail2.adm.kyoto-u.ac.jp」からのメールを受信できるように設定してください。
Tel: 075-753-2233
Fax: 075-753-2286
E-Mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)