京都大学春秋講義(平成30年度 春季講義)

開催日
2018年04月11日 水曜日
2018年04月18日 水曜日
2018年04月23日 月曜日
時間
各日18時30分~20時00分(開場18時00分)
ターゲット
要申し込み
不要
公開日
 春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。年に2回、春と秋にテーマをもうけ講義を行います。

 平成30年度春季講義は、「明治時代を考える」をテーマに開催します。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
百周年時計台記念館 百周年記念ホール
本部・西部構内マップ[3]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
※ 駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
対象
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
定員
500名(各講義とも当日先着順)
※ 会場の混雑状況により、立ち見のお願いまたは入場制限をさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。
参加費
無料

イベント内容

テーマ:明治時代を考える

4月11日(水曜日)18時30分~20時00分

「家」の教育から学校教育・家庭教育へ
(小山静子 人間・環境学研究科教授)

明治以前の社会では、大多数の子どもはそれぞれの「家」の方針のもとに、さまざまなやり方で教育されていました。しかし近代的な学校教育が開始されると、一定の年齢に達した子どもは、一定の期間、学校に通うことになります。やがて家庭教育という概念も生まれ、学校教育と家庭教育とは、教育という営みを担う両輪となっていきます。明治以降、教育のあり方がどう変わったのか、学校教育と家庭教育の視点から考えてみたいと思います。

4月18日(水曜日)18時30分~20時00分

裁判所の誕生 -明治の裁判制度改革
(伊藤孝夫 法学研究科教授)

明治期の近代化改革の一つに裁判制度の変革があります。司法と行政の区別がなく、「奉行所」などの行政機関が裁判を行なっていた江戸期に対して、明治初期には独立した裁判所が創設され、行政庁の不当な措置については国民が裁判で救済を求めることすら、すぐに認められるようになります。このような変革がどのようにして実現したのか、明治初期の裁判所成立事情を探ってみます。

4月23日(月曜日)18時30分~20時00分

フェノロサとケーベルと西田幾多郎-哲学から見た明治
(藤田正勝 名誉教授)

明治時代は、人間や社会のあり方をめぐってさまざまな議論が交わされたたいへん豊かな時代でした。哲学もそのなかで一つの学問として確立されていったわけですが、そこで大きな役割を果たしたのは、東京大学で哲学を教えたフェノロサとケーベル、そして京都学派の祖となった西田幾多郎の三人でした。哲学から見たとき、明治がどういう時代であったのかを、この三人を中心にして見てみたいと思います。

備考

お問い合わせ
京都大学総務部渉外課
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-2233(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
E-mail: event*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)