京都大学春秋講義(平成29年度 春季講義)

開催日
2017年04月19日 水曜日
2017年04月26日 水曜日
2017年05月10日 水曜日
時間
各日18時30分~20時00分(開場18時00分)
ターゲット
要申し込み
不要
公開日
 春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。年に2回、春と秋にテーマをもうけ講義を行います。

 平成29年度春季講義は、「観光のまち 京都」をテーマに開催します。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
百周年時計台記念館 百周年記念ホール
本部・西部構内マップ[3]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
※ 駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
対象
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
定員
500名(各講義とも当日先着順)
※ 会場の混雑状況により、立ち見のお願いまたは入場制限をさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。
参加費
無料

イベント内容

テーマ: 観光のまち 京都

4月19日(水曜日)18時30分~20時00分

  • 観光経営を京都で考える
    (前川佳一 経営管理研究部特定准教授)

ひとくちに観光と言っても、さまざまな切り口があります。「観光△□学」の△□に入るものとしては、社会、歴史、地理、文化、環境、などなど。この講義ではずばり「観光経営学」の視点で、京都の、そして日本の観光を考えていきます。以前、製造業が日本の産業を支えた時期が確かにありました。果たして今後、観光産業がその座を担っていく可能性はあるのでしょうか?どのようにすればそれが可能になるのでしょうか?

4月26日(水曜日)18時30分~20時00分

  • 京都の景観とまちづくり -辺(ほとり)から生まれる賑わい
    (川﨑雅史 工学研究科教授)

古い社寺や庭園が連なる山辺や鴨川などの水辺は、古くから京の観光名所の魅力の源泉であり、賑わいの場でした。その美しい景観は、地形から生じる特有な眺望に基づいています。そこには、自然や聖域へのまなざしや気配を大切にしたまちづくりやデザインの知恵が隠されています。伝統の持続と現代への展開、近年の景観や観光の政策的動向も交えてお話しできればと思います。

5月10日(水曜日)18時30分~20時00分

  • 近代における京都イメージの創造 ― 雅・国風・もてなしの文化
    (高木博志 人文科学研究所教授)

今日、京都は、年間5,500万人以上が訪れる世界でもっとも人気のある観光都市です。「日本文化を創り出してきた京都」、「おもてなしの文化」、「雅な貴族文化」などと、京都はバラ色に表象されます。しかし女性の観光客数が、社寺を詣で花街に遊ぶ男性を上回るのは、1970年代以降です。京都のイメージが、日清・日露戦争を通じたナショナリズムの高揚や、帝国の時代、そして大衆社会の観光の隆盛のなかで創りだされてきたことを考えます。

備考

お問い合わせ
京都大学総務部渉外課
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-2233(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)