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本学は、京都府と植物多様性保全に関する教育及び研究の連携に関する協定を締結しました。
この協定は、京都府立植物園と本学理学研究科、農学研究科、人間・環境学研究科、総合博物館及びフィールド科学教育研究センターが中核となり、絶滅危惧植物をはじめとする植物の保全に関する教育及び研究の連携を図り、野生植物等の保全のための「種の保存」と「環境教育」を実践することを目的としており、教育・研究を通じて調和ある地球社会に貢献するという本学の理念に沿うものです。
山極壽一 総長はあいさつで、「双方が協力して進める様々な取り組みは、野生植物等の種の保存、多様性の維持に寄与するものであり、この連携が、植物園は「自然への窓」として、大学は「自然や新たな学問分野への道先案内人」として、地球社会において重要な役割と責任を果たすことを願う」と述べ、西脇隆俊 京都府知事と握手を交わし、互いに協力し合うことを確認しました。
調印後、記者からの本協定締結の双方のメリットに関する質問に対し、戸部博 京都府立植物園長は「京都大学と連携することにより社会への「教育」だけでなく、「研究」にも資することが出来る」、瀬戸口浩彰 地球環境学堂教授は「植物園が有する植物を生育する技術を得ることにより希少植物の保全や解析等の研究を深めることが出来る」とそれぞれ述べました。