2025年京都大学地球物理学教室同窓会「京大知球会」講演会・総会が開催されました

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 2025年京都大学地球物理学教室同窓会「京大知球会」講演会・総会が、2025年2月15日にハイブリッド形式で開催され、講演会には一般を含め47名が、総会には45名が参加し、オンラインでは36名が参加しました。講演会・総会の後には現地参加者による懇親会が実施され、37名が参加しました。

 講演会では、はじめに、石川裕彦 会長(理学部・1979年卒)による開会挨拶があり、定年退職を迎える澁谷拓郎 防災研究所教授による「地震波で地球内部を覗く(グローバル編)」と題した、最新の研究成果も含めて長年の研究生活を振り返った講演がありました。続いて新任2名による講演があり、林宏一 同教授が「未災学の確立 —京都から世界へ—」、小暮哲也 同教授が「光ファイバセンシングによる温度・ひずみ変化測定:土砂災害の防災・減災に向けた取組み」と題しそれぞれ講演を行いました。続く特別講演では、昨年度気象学会賞を受賞した竹見哲也 同教授による「多様な気象条件下でのメソ降水系の動態とメカニズムを探る」と題した講演がありました。

 その後、2024年度修士論文賞受賞者3名による講演がありました。荻野晃平さんが「かぐや低高度観測データを用いた太陽風月ミニ磁気圏相互作用の研究」、西上直志さんが「現実地球の複雑性が地震の弾性・粘弾性変形に与える影響の評価」、藤田駿さんが「乾燥大気力学コア(MCM)上で生じるQBO的振動についての考察と3次元スペクトルMCMの新たな定式化」との題目でそれぞれ講演を行いました。

 総会では、開会挨拶、退職記念品および修士論文賞副賞の贈呈に続き、地球物理学教室の近況報告、同窓会の活動報告ならびに議事が行われました。

 懇親会は、福田洋一 氏(理学部・1977年卒)の司会のもと、入倉孝次郎 元会長(理学部・1963年卒)による乾杯の発声で開始しました。各人の近況報告や、徳田八郎衛 氏(理学部・1961年卒)のリードで全員が輪になり琵琶湖周航の歌を合唱するなど、終始和やかで楽しい雰囲気の中、盛会のうちに終了しました。

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オンライン参加者の様子
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懇親会の様子
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講演会後の集合写真
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