本学と国際連合大学との共催で、2024年12月2日に、「世界の中のジェンダー」をテーマに、芝蘭会館山内ホールおよびオンラインにてシンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、グローバルな視点からジェンダー平等について議論を深め、国際的な枠組みの中での日本の大学や学問研究の今後の展望を考える場として実施したもので、会場に約70名、オンラインに約130名が参加しました。
まず、稲垣恭子 理事・副学長による開会の挨拶から始まり、続いて白波瀬佐和子 国際連合大学上級副学長・国際連合事務次長補が基調講演を行いました。講演では、ジェンダー平等の重要性について、社会における女性の役割、女性が社会で働く際の現状と課題、さらに研究者としての視点など、幅広いテーマが取り上げられました。白波瀬上級副学長のグローバルな視点に基づく講演は、参加者に深い感銘を与えるものでした。
その後のパネルディスカッションでは、モデレーターを務めた蓮尾昌裕 理事補を中心に、白波瀬上級副学長、伊藤公雄 名誉教授(京都大学・大阪大学)、木下彩栄 理事補が多岐にわたる議論が展開されました。認知症を含む医療の課題や、ジェンダー平等の観点から見た日本社会の現状と未来などについて意見が交わされ、参加者も熱心に耳を傾けていました。
参加者からは、「大変参考になるシンポジウムだった」、「講演とディスカッションによって気づきを得た」といった感想が多数寄せられ、参加者に新たな視点や学びを提供し、ジェンダーをめぐる課題をより深く考える機会となりました。
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