2024年京都大学地球物理学教室同窓会「京大知球会」講演会・総会が、2024年2月17日にハイブリッド形式で開催され、72名(オンライン36名)が参加しました。また今回は4年ぶりに会場で対面の懇親会も実施し、27名が参加しました。講演会の様子はYouTubeでも同時配信されました。
講演会では、石川裕彦 会長(理学部・1979年卒)による開会挨拶のあと、定年退職を迎える教員3名から最新の研究成果も含めて、長年の研究生活を振り返った講演がありました。井口正人 防災研究所教授より「桜島から教えてもらったこと-ブルカノ式噴火偏重研究からの脱却」と題して出張先のグアテマラからオンラインで講演があり、続いて、岩田知孝 同教授より「私の強震動地震学研究」、また、齊藤隆志 同助教より「土砂災害予測基本図を用いた土砂災害発生位置の予測手法」と題した講演がありました。
その後、今年度の理学研究科地球惑星科学専攻修士課程(地球物理学分野)修士論文賞を受賞した3名のうち、2名が修士論文の概要について講演を行いました。伊藤良介さんが「スパース正則化を用いた磁化構造解析手法の開発と実データへの適用」、吉川浩一朗さんが「ラングミュア乱流が海面加熱時の混合層に及ぼす影響の評価」の題目で講演を行いました。
総会では、開会挨拶、退職記念品、修士論文賞副賞の贈呈に続き、地球物理学教室の近況報告、同窓会の活動報告ならびに議事が行われました。
懇親会は、石川会長による挨拶と、入倉孝次郎 元会長(理学部・1963年卒)による乾杯の発声で開始しました。会員それぞれの近況報告や、徳田八郎衛 氏(理学部・1961年卒)のリードで全員が輪になり琵琶湖周航の歌を合唱するなど、終始和やかで楽しい雰囲気の下、盛会のうちに終了しました。
関連リンク
講演会の会長挨拶および各講演の概要、総会報告の詳細は、4月上旬に以下のサイトにて掲載予定です。
京大知球会(地球物理学教室同窓会) - 京都大学 大学院 理学研究科 地球惑星科学専攻 地球物理学教室