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宇治キャンパスでは、2023年11月20日に、宇治事業場衛生委員会主催、宇治キャンパス環境安全保健センター共催で、安全衛生講習会を、おうばくプラザきはだホールにて4年ぶりに対面形式で開催しました。本講習会は、宇治地区の教職員や大学院生等を対象に「年間安全衛生管理計画」の一環として、本学関係者や外部の有識経験者を招き開催しているものです。
コロナ禍を経て研究教育活動や業務の活発化に伴い、ケガ・事故等が多発するようになり、前例が無いような大きなケガも発生しています。そこで今年度は、「宇治キャンパスで命を落とさないために」をテーマに掲げ、命そのもの、そして研究者生命、職務の遂行に直接深く関わるような災害、事故・ケガを予防し回避するために、2名の講師による2部構成で開催しました。
はじめに、宇治事業場総括衛生管理者である中北英一 防災研究所長より開会の挨拶がありました。続く第1講演では、大鶴繁 医学研究科教授を講師に迎え、「「医療における安全性」~平時から災害時に至るまで~」をテーマに、災害に備えた日頃の準備といざ災害が発生した時の対処等、医学部附属病院の最新の取り組みについて講演を行いました。第2講演では、宇治事業場衛生工学衛生管理者である元厚生労働省厚生労働技官の波多江利久 宇治地区事務部特定職員が「「大学等研究機関における研究活動中の死亡事故および重大事故の傾向と対策」~心と身体の健康:先端研究活動と環境安全保健~」をテーマに、世界と国内の動き、新しい時代の安全衛生の考え方と、必ず知っておくべき注意点について、講演を行いました。
参加者は、興味深い内容に熱心に聞き入り、講演後も質疑応答が続き、盛会のうちに終了しました。
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