京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)は、第16回次世代グローバルワークショップを、2023年9月29日、30日に開催しました。今回は、「Migration and Quality of Life: Harnessing the Potential for Social Prosperity」をテーマに掲げ、コロナ禍による3年間のオンライン開催を経て、対面形式での開催となりました。
世界中の大学院生・若手研究者から約80件の応募申請があり、その中から、インド、フィリピン、シンガポール、ドイツ、アメリカ、日本などの8カ国の若手研究者26名を選出しました。ワークショップでは、2日間で8つのセッションに分かれ、報告を行いました。発表テーマは多岐にわたり、移民と戦争、労働、結婚、法制度、宗教、エスニシティ、アイデンティティなど、多様な領域で議論が展開されました。また、14名の大学教員がアドバイザーとして参加し、若手研究者の論文と発表にコメントを行いました。
最終日のWrap Up Sessionでは、「自分のトピックだけでなく、他人の研究にも関心を持つようになり、海を跨いだ学術の協力関係を構築できた」等、多くの参加者から感想が寄せられました。
KUASUでは、引き続き次世代の研究者が英語で学術交流を行いやすい環境作りに尽力し、このワークショップをきっかけに、多くの若手研究者が世界に羽ばたいていくことを期待しています。
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