今後の京都大学オープンコースウェアについて

公開日

 京都大学では、今後の京都大学オープンコースウェアをより質の高いものとして系統的かつ積極的に発信していくための考え方をまとめましたので、お知らせします。

 京都大学オープンコースウェア(OCW)では、本学で行っている授業や公開講座、国際シンポジウムなどの動画等を広く公開し、6,300件を超えるコンテンツを学内外の多くの方々にご利用いただいてきました。これまでOCWを運用してきた高等教育研究開発推進センターが昨年9月末で廃止になりましたが、公開してきたコンテンツを維持するとともに、「今後の京都大学オープンコースウェアに関するタスクフォース」において、全学的な検討を行い以下の方針を決定しました。

  • 現行のOCWのコンテンツについては、原則としてそれらを追加・削除することなく、同サイトを維持する。
  • 新たに「OCW2.0(仮称)」を全学的に運用することとし、京都大学の知を社会に還元する一環として、高校生や社会人等の一般市民などをターゲットとした講義を中心に、京大の知的資源を無償で発信する。なお、学内向け講義は、基本的にはLMS(Learning Management System:学習管理システム)を利用するが、学外向け講義に転用し、OCW2.0(仮称)として発信することも考えていく。
  • より多くの方々が本学の知的資源を利用しやすくなるよう、このOCW2.0(仮称)のほか、京都大学公式YouTubeや研究科YouTubeなどを一元的に検索できる動画検索システム「KU-Search(仮称)」を構築する。
  • コンテンツの質を高めるために、「コンテンツ企画・支援室(仮称)」を開設し、全学的なコンテンツの制作・発信等を支援する。

 大学の理念、ミッションのもと、より多くの方々が本学の知的資源を利用しやすくなるようにOCW2.0(仮称)を展開していきますので、引き続きご協力いただければ幸いです。

令和5年1月17日
京都大学