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留学生ラウンジ「きずな」では、12月のイベントとして「小夜姫英語落語会」を2022年12月26日に開催しました。この落語会は、英語落語家の小夜姫さんを講師としてお招きし毎年実施しているもので、参加者からも好評となっています。久しぶりの対面開催となった今回は、百周年時計台記念館国際交流ホールを寄席に見立て行いました。
はじめに、講師による三百年以上続く落語の歴史や身振り手振り、小道具(扇子と手ぬぐい)の使い方や落語の決まりごと、そして話の「オチ」の面白さについてなど、デモンストレーションを交えながらの分かりやすい解説がありました。
その後の講師による落語公演では、小僧の周達が師匠に代わり初めての診察を試みる場面をユーモアたっぷりに表現した「代脈」、怪談物語の「応挙の幽霊」の2つの演目が行われました。母国語も文化背景もさまざまな参加者が落語の楽しさや面白さを体験できるのは、悲しいときに泣き、楽しいときに笑うという、全世界の人間に共通する感情のおかげだという小夜姫さんの言葉を体現するかのような公演に、皆が見入っている様子が見受けられました。
演目の後には恒例のワークショップを開催しました。参加者はペアワークで小咄を練習し、落語を披露しました。
今回のイベントも、日本の代表的な伝統芸能である落語について学びながら、参加者同士が交流できるとても良い機会となりました。