遺伝学的検査に基づく健診の共同研究を開始します

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 医学部附属病院と関西電力病院および株式会社関西メディカルネットは、遺伝性のがんの発見とそのフォローアップを目的とした共同研究についての契約を締結しました。

 がんの中には、生来の遺伝子変異により起こるものがあります(遺伝性のがん)。近年、医学の進歩により、遺伝性のがんは予防したり、早期発見したりできるようになってきました。今回、関西エリアを地盤とし会員制健康管理クラブを運営するメディカルネットの会員(メディカルネット会員)の希望者に対して、共同研究の枠組みのなかで遺伝学的検査を行い、生涯リスクの把握と、リスクに応じて予防や早期発見を目指すプランを提供できるようになりました。このように、遺伝学的検査後の生涯サポート体制を整えた共同研究は、国内で初めての取り組みとなります。

 三者は、本研究の枠組みを通じて、国内の遺伝学的検査の普及拡大の礎を築き、これからも患者の健康で豊かな生活に貢献していきます。

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プレスリリース「遺伝学的検査に基づく健診の共同研究開始について -国内初の健診施設での前向きコホート研究-」

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