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本学と日本水環境学会の共催で「日本水環境学会第55回年会」を開催しました。当初は吉田キャンパスで開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響によりオンラインで行いました。そのため懇親会や見学会、企業展示は実施できませんでしたが、新たな工夫を取り入れ、1019名が参加しました。
同会は、藤井滋穂 地球環境学堂教授が実行委員長を務めました。355件の口頭発表では、最大10セッションを並行して行い、各セッションで水環境に関する幅広いトピックについての発表があり、活発な討議が行われました。
ポスター発表では、数日前よりWeb上での音声による説明が可能なポスターの掲示と質疑を行いました。会期中は、Web上で音声付きの掲示を繰り返し自動再生し、Web上での質疑をするセッションを設定しました。これらの施策により、好きなときに好きなポスターを閲覧することができるようになりました。
特別講演では、山極壽一 前総長・名誉教授が「コロナ後の人と自然の関係について考える」と題した講演を行いました。生物の進化の歴史から始まり、人間社会の成り立ち、そしてこれからの社会やその自然との関わりについての内容であり、講演後には多数の質問が寄せられました。さらに、学生向けセミナー「水環境ビジネスガイダンス」や、年会優秀発表賞(クリタ賞)、年会学生ポスター発表賞(ライオン賞)の投票および審査もオンラインで実施し、閉会式では受賞者より発表がありました。
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