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2021年 地球物理学教室同窓会「京大知球会」講演会・総会がオンライン形式で開催されました。講演会は一般市民にも公開され、会員以外も含めて91名が参加しました。
講演会では、今脇資郎 会長(理学研究科・1970年修了)の開会挨拶のあと、「瑞宝中綬章受章記念講演」として、入倉孝次郎 愛知工業大学客員教授(理学研究科・1966年修了)から、「巨大地震による大災害を軽減するための強震動の研究」と題した講演がありました。
続いて「退職記念講演」では、秋友和典 理学研究科教授より「うみとの出会い」、石川裕彦 防災研究所教授より「思えばいろいろな事に手を出したものだ」、そして、松浦純生 防災研究所教授より「風が吹けば山が崩れる?」と題した講演が行われました。
その後の、「2020年度修士論文賞受賞者講演」では、岡田悠太郎さん(理学研究科 修士課程2回生)が「GNSSデータを用いた短期的スロースリップイベントの検出手法の開発と南海沈み込み帯への適用」、西野圭佑さん(理学研究科 修士課程2回生)が「海洋表層混合層中の乱流による粒子の凝集・分裂と鉛直物質輸送に関する数値実験」、そして、桃木尚哉さん(理学研究科 修士課程2回生)が「新しい木星磁気圏磁場及びカレントシートモデルの構築とそれらの長期変動に関する研究」と題した修士論文による講演を行いました。
総会では、退職記念品と修士論文賞副賞品の贈呈につづき、地球物理学教室の近況報告、同窓会の活動報告ならびに議事が行われ、盛会のうちに終了しました。