学際融合教育推進センター森里海連環学教育研究ユニットは、「京大 森里海ラボ by ONLINE」を開催しました。「みんながちょっと幸せになれる持続可能な未来をつくるために」というテーマで実施し、全国から11校の高校が参加しました。
同ユニットは、森里海連環学を将来的に担う次世代育成を目標の一つとして、高等学校の課題研究等の支援を積極的に行っています。本イベントは当初、8月に全国の連携高校の高校生を本学に招待しワークショップを行う予定でしたが、新型コロナウイルスの現況を踏まえ、時期をずらしたうえでオンライン開催に変更しました。
本イベントでは、当日のグループワークでの意見交換をスムーズに進めるために、事前に参加高校生を6グループに分け、そこにファシリテーターである研究者と学生ティーチング・アシスタントが1名ずつ加わり、オンライン上で「残したい風景」をテーマに意見交換を行いました。
当日は、Web会議システム「Zoom」により参加した高校の生徒および教員と森里海連環学教育研究ユニットをつなぎ、基調講演、各高等学校紹介、グループワークを行いました。グループワークでは 1. 多様性を知る、2. 人と自然を結いなおす、3. 地域資源をいかす、4. 地域心理学、5. ひとをつなぐ、6. わくわくの伝播の6つのテーマに沿って意見交換を行いました。最後に、検討結果についてすべての参加者を対象に報告し、質疑応答を行いました。
その報告の中で、高校生たちは口々に楽しかったと述べ、また、同じ年代の地域的に離れた高校生が自分たちと同じように環境問題に関心を持ち、研究活動を行っていることに大変刺激をもらったとの感想が寄せられました。
最後に、Zoom画面に映しだされた高校生たちと森里海連環学教育研究ユニットスタッフとの記念写真撮影があり、本イベントは終了しました。
なお、このワークショップの内容については、グラフィックレコーディングにて記録し、今後の活動に活用することにしています。