百周年時計台記念館国際交流ホールにおいて、2019年度総長主催「外国人研究者との交歓会(Kyoto University Reception for International Academics)」を開催し、 40を超える国や地域からの研究者を含め、250名以上の参加がありました。
本会は国際交流イベントとして毎年開催しているもので、本学で教育・研究に携わっている外国人研究者と、総長や理事等役員および部局長をはじめとする外国人研究者と関わりのある本学教職員が、相互に交流を深めることを目的としています。 本年度も、家族連れで参加する研究者のための 託児室および 子ども用スペースや、 お祈りのための 礼拝室を設けるなど、 研究者の文化的な多様性にも配慮しました。
交歓会は、三橋紫 国際戦略本部副本部長の司会のもと、稲葉カヨ 理事・副学長の開会の挨拶から始まりました。山極壽一 総長は主催者挨拶の中で、外国人研究者・留学生用の新たな国際交流会館2棟が今秋完成したことや京都大学北米拠点およびアフリカオフィスの開設に触れ、国際的な環境整備に伴い、多様な教育・研究活動がますます活発に展開されていると述べました。また、本学が2017年に指定国立大学法人に指定されたことや、本年10月のSTSフォーラム(科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム)での議論を踏まえ、今後の社会の発展やイノベーションの推進には、文理融合による新学術領域の創成が必要であることから、本学で多様な分野の研究者と語り合う機会を持って欲しいと締めくくりました。
続いて、河野泰之 副学長・国際戦略本部長による国際戦略本部のミッションや活動内容についての紹介、乾杯の発声の後、参加者それぞれが研究内容などをもとに歓談し、互いに交流を深めました。
会の途中では、学生サークル「叡風会」による箏、三絃、尺八の演奏も披露され、また、学術研究支援室よりリサーチアドミニストレーター(URA)が行っている海外出身研究者を対象とした研究支援についても紹介がありました。
交歓会は終始和やかな雰囲気の中、2時間にわたって行われ、盛会のうちに終了しました。