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本学が推進する高大接続による知的卓越人材育成事業「ELCAS」の2019年度(第12期)開講式を理学研究科6号館にて開催しました。ELCASは、本学の教育理念である「対話を根幹とした自学自習」に基づいて主体的に学びを究めようとする高校生が高度な学術にふれる機会を拡大し、研究型大学ならではの次世代の育成を目的として開講しています。
初日の開講式では、はじめに江島伸興 高大接続・入試センター 特定教授の挨拶がありました。引き続き講義を行い、受講生は理系や文系など多岐にわたる 10 講座のうち 2 つを選択し受講しました。2019年度は法学・政治学分野24名、理系17分野126名、人文社会科学分野58名、東京キャンパス24名、合計232名が選抜され、開講式にはうち192名が参加しました。
翌10月6日には、分野別オリエンテーションと自己紹介、飯吉徹 理事補・高等教育研究開発推進センター長の講演「大学での学びと教育の未来」を行いました。参加者からは、「高明な教授でさえも、新しい事を学ぼうとしていらっしゃるということを知りました。知に対する情熱を持った生徒を京都大学は求めており、そういう自分に私もなりたいなと思いました」、「優秀な研究者は、自分の専門分野に関わらず「学ぶことをやめない」と聞き、学び続けることの大切さを知りました」、「勉強することを最終目的とせずに、勉強したことをツールとして使うことが、知的な遊び心を持つためには大切であると分かった」といった学問や研究への期待の高さが感じられる感想が多数寄せられました。
今後は、2019年10月から2020年2月までの間に3回~6回の実習および演習、最終日には体験発表会を行う予定です。
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