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情報学研究科は、「京都大学大学院情報学研究科2019年度公開講座-情報通信技術で広がる世界-」を 総合研究8号館にて 開催し、 中高生とその保護者をはじめ、学生、社会人など約60名が参加しました。
今回の公開講座では、観光支援、人とロボットの関係、環境、野生動物の保護といった幅広い分野での情報通信技術の応用例について、同研究科の4名の教員が講演を行いました。
同講座は、中村佳正 情報学研究科長による開会の挨拶で始まりました。その後、馬強 同准教授が「観光情報学の最前線: 観光2.0を促進するための集合知活用情報技術」と題し、ユーザー発信のコンテンツから「観光知」を発掘、利活用する情報通信技術について、次に神田崇行 同教授が「街角でのヒューマンロボットインタラクション」と題し、人とコミュニケーションすることでサービスを提供する「人らしい」ロボットと人々の関係について講演しました。
また、続いて大手信人 同教授が「自然環境を見る・知る技術、理解するための情報」と題し、自然の生態系の仕組みやはたらきを知るための新しい方法や必要な情報について、最後に三田村啓理 同准教授が「バイオロギング:野生動物の知られざる行動に迫る」と題し、情報通信技術を駆使した最新の手法で明らかになった野生動物の不思議について講演しました。
会場では、参加者が熱心にメモをとり、講師に質問するなど、積極的に受講する姿が見られました。
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