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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ31は、「地球環境と私たちの暮らしー環境を考えるー」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。
シリーズ31の第1回は、「再エネで地球環境に貢献し、地域を豊かにするー全国各地の試みからー」と題し、諸富徹 地球環境学堂教授が講演を行いました。
諸富教授は、まず再生可能エネルギーの主力電源化による「集中型電力システム」から「分散型電力システム」への移行について説明しました。そして、分散型電力システムへの移行は、地方再生/地域再生を促すチャンスであるとして、デンマークにおける「集中型」から「分散型」への移行例や、ドイツのシェーナウ電力会社の再生可能エネルギーの普及を例に解説しました。最後に、ドイツの「シュタットベルケ」(自治体が出資する公益事業体)の取り組みの紹介と、日本版「シュタットベルケ」として、みやま市、湘南市、生駒市の事例を挙げ、人口減少都市「日本」の今後にとっての再生可能エネルギー事業と地方再生の可能性について解説しました。
来場者からは「人口減少時代の地方再生にとっての、エネルギー事業の可能性を知り、おもしろかった」、「凄く夢のある話を伺えて、本当に勉強になりました」などの感想が寄せられました。講演後は、参加者による積極的な質疑応答が繰り広げられ、盛況のうちに終了しました。
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