高等研究院は、本庶佑 高等研究院副院長・特別教授のノーベル生理学・医学賞受賞を祝し、お祝いの会を京都ブライトンホテルにて開催しました。
会は、オーケストラの祝賀演奏で幕を開け、最初に森重文 高等研究院長が「所属先である高等研究院主催のこの会は、本庶特別教授とご縁の深い皆様と共に集い、温かくお祝いできる時間としたい」と主催者代表の挨拶を述べ、続いて山極壽一 京都大学総長、西脇隆俊 京都府知事、門川大作 京都市長、里見進 日本学術振興会理事長からそれぞれ、本庶特別教授とのこれまでのエピソードを交えた祝辞が送られました。また、文部科学省、厚生労働省からの祝辞を披露しました。本会には来賓や関係機関の代表者、研究者のほか、本学から役員、部局長等の教職員など、150名の参加がありました。
会場には、スウェーデンでの授賞式にてグスタフ国王から本庶特別教授に手渡されたノーベル賞のメダル、賞状とノーベル生理学・医学賞受賞者のノーベル財団公式ポスターを展示し、また、2018年10月1日の受賞者発表の瞬間から授賞式、本学での行事等の本庶特別教授の動向を追ったスライドショーを上映しました。
会の後半には、本庶特別教授が「免疫の力でがんを治せる時代」と題し、本年1月に皇居での講書始の儀にて進講した内容にスライド説明を加えた特別講演を行いました。講演を通して、研究の人類への貢献の軌跡と今後への期待を改めて考える機会となりました。続いて高等研究院の職員代表が、本庶特別教授へ受賞記念の品を贈呈し、本庶特別教授が「京都大学のおおらかな学風の中で好きな研究を続けることができた。これからは若い人を育てることに全力を尽くし、少しでも恩返しがしたい。」と謝辞を述べました。
最後に共同研究者でもある湊長博 プロボスト 理事・副学長から閉会の挨拶があり、スウェーデンでの本庶特別教授のノーベルレクチャーにノーベル賞関係者からも大きな賛辞が送られたことなどを紹介しました。また、閉会後もたくさんの方が本庶特別教授を囲み、大変温かい会となりました。
左から、祝辞を述べる西脇京都府知事、門川京都市長、里見日本学術振興会理事長
講演する本庶特別教授
会場の様子
関連リンク
- 本庶佑特別教授 ノーベル生理学・医学賞受賞について(高等研究院)
https://kuias.kyoto-u.ac.jp/j/news/2018/12/26_ns