京都大学同窓会東京支部連絡会主催の講演会・懇親会が学士会館において開催され、約300名の参加を得て盛大に行われました。
京都大学同窓会東京支部連絡会(以下「連絡会」)は、東京(関東)地域における学部・研究科等同窓会支部相互の親睦および情報交換を行うとともに、京都大学の発展と社会貢献に寄与することを目的に2012年1月19日に設置されました。
本講演会は、政界、財界、官界など様々な分野で活躍する本学の同窓生の多くが東京(関東)地域に在住していることから、連絡会に所属する各支部等の優秀な人材を活用した講演会を東京で実施したいという機運を背景に開催されました。
講演会は、能勢幸嗣 幹事(工学部・1991年卒)の司会により進められ、出口尚明 代表幹事(法学部・1976年卒)、徳賀芳弘 副学長による挨拶の後、田中均 株式会社日本総合研究所国際戦略研究所理事長(法学部・1969年卒)が「国際構造の変化と外交の展望」と題した講演を行いました。アメリカ政治の現状、中国の経済成長、朝鮮半島情勢等、日本を取り巻く国際情勢が大きく変貌を遂げるなかで、これからの日本外交の舵取りの難しさや、どの方向に舵を取るべきかについて、昨今の国際情勢を分析し、「外交における目的の必要性」について解説した内容に、来場者は講演に熱心に聞き入っていました。
引き続き、会場を移して懇親会が行われました。大髙道也 協力幹事(医学部・1972年卒)による挨拶に始まり、連絡会を東京(関東)地域に所在する各同窓会の扇の要に例える挨拶に会場は大いに和み、講演の話題等で盛り上がるなか、参加者は大いに親睦を深めました。最後に宇野輝 幹事(経済学部・1966年卒)の挨拶があり、盛況のうちに閉会しました。
左より開会挨拶をする出口代表幹事、挨拶をする徳賀副学長、司会をする能勢幹事、講演をする田中理事長
左より懇親会の挨拶をする大髙協力幹事、閉会挨拶をする宇野幹事