「面白い(おもろい)を探求する -これからのいきかた-」をテーマに、第13回京都大学東京フォーラムをパレスホテル東京で開催しました。今年の出席者は約410名となり、昨年より約100名増えて過去最大の出席者数となりました。当日は、本学卒業生を中心とした国会議員、企業、官公庁の関係者等に多く参加いただき、学内からは山極 壽一 総長をはじめ、理事・副学長、監事、部局長等が出席しました。
また、昨年に引き続き、「総長賞」および「久能賞」の2017年度受賞者である学生や、京都大学体験型海外渡航支援制度 ~鼎会プログラム「おもろチャレンジ」~の採択者である学生も参加し、参加者との交流を深めました。
本フォーラムでは、山極総長による挨拶の後、カール・ベッカー 学際融合教育研究推進センター特任教授が「超高齢社会を上手くいききれるか -経営、個人、社会-」と題して、また田村恵子 医学研究科教授が「〈生〉と〈死〉をつなぐケア -看護学からのアプローチ-」と題して講演を行いました。
続いて桑原知子 理事補を進行役に、山極総長と、ベッカー特任教授、田村教授の4名により、人生のそれぞれのステージでの「いきかた」に関してパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッション終了後に実施した懇親会では、来賓の小松親次郎 文部科学省文部科学審議官、山西健一郎 三菱電機株式会社特別顧問、竹本直一 衆議院議員からそれぞれ挨拶がありました。そして、「総長賞」受賞学生が、受賞理由となった楽器の演奏を披露しました。
また、今回の東京フォーラムの開催に先行して、同日に経済界のトップで活躍する卒業生が結束して京都大学総長を応援しようという集まりである「京都大学鼎会」の第7回総会が約60名の出席者を得て開催され、今後の本学の発展に向けての意見交換などが行われました。
本フォーラムは、首都圏における本学の情報発信という目的に留まらず、出席いただいた各界で活躍されている本学関係者の結束を図るという効果を期待して実施しています。今後もこのような機会を継続的に提供し、本学のプレゼンス向上に努めていきたいと考えています。